牛群管理ソフト “DairyASSIST”

岩手大学農学部共同獣医学科 教授 岡田啓司

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 私たちは「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:注釈1)」(2014年〜2016年)で、3軸加速度センサを用いた牛群管理システムを構築しました。これはアニマルウェルフェアの考え方をベースにした牛群管理システムで、分娩時間帯予知、周産期疾病発生予知、微弱発情検出などができるものですが、このシステムの管理用に開発したのがこのDairyASSISTです。牛群管理センサに先だって牛群管理アプリケーションが単独で世の中に出ることになりました。

 このソフトの特徴は、毎月の牛群検定成績をダイレクトに取り込み、飼養管理者はキーボード入力することなく、ドラッグ&ペーストですべてを操作できる利便性にあります。一般に、このようなアプリケーションはたくさんのデータやグラフが満載される傾向にあり、それがいかにも便利なように見えるのですが、実際に毎日の牛群管理で使うデータはそれほど多くありません。そこで用いるデータを思い切って絞り込んで、“毎日気軽に使えるアプリケーション”を目指しました。まずは北海道バージョンを出すことになりました。都府県版も追って発売したいと思っています。

注釈1:内閣府が推進するSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)の「畜産センサ」部門。